平成26年徳島県統計書_01.土地・気象.xlsx
10 気象概況(平成26年)
1月は高気圧に覆われて晴れる日が多く、各地で月間日照時間が多くなった。2月は低気圧や寒気の影響で雪や雨の降る日が多く、平地でも積雪となる日があった。3月から4月は高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わった。5月は高気圧に覆われて晴れる日が多く、各地で月間日照時間が多くなった。6月から7月は梅雨前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の降る日が多く、台風第8号の影響で大雨となる日があった。8月上旬は台風の影響を大きく受けた。特に、東シナ海を北上した台風第12号は、動きが遅く、台風の周辺の風と太平洋高気圧縁辺の風の影響で、南からの暖かく湿った空気が県内へ流れ込む状態が長時間続いた。また、台風第11号は高知県安芸市付近に上陸した後、四国地方、近畿地方を通過し、日本海を北上した。相次いだ台風により、7月30日から8月11日までの総雨量が、上勝町福原旭で1514.0ミリとなるなど、各地で記録的な大雨となった。台風の通過後も、9月中旬にかけては気圧の谷や湿った空気の影響で、曇りや雨の降る日が多く、各地で気温が低く、日照不足となった。9月下旬から10月にかけては高気圧に覆われて晴れる日が多かったが、10月は四国地方に台風第18号が接近、第19号が上陸し、大荒れの天気となる日があった。11月は前半は気圧の谷や強い寒気の影響で曇りや雨の降る日が多かったが、後半は高気圧と気圧の谷が交互に通過し、天気は周期的に変わった。12月は強い寒気の影響を受けることが多く、県西部を中心に大雪となった。また、平年を下回る気温となった日が多かった。 台風の四国地方への接近数は4個で、四国地方へ上陸した台風は2個であった。 徳島市の年平均気温は平年より低く、年降水量は平年よりかなり多かった。また、年間日照時間は平年並であった。
1月(日照時間がかなり多い) 冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で雨や雪が降る日もあったが、高気圧に覆われて晴れる日が多く、池田、徳島、蒲生田、日和佐で月間日照時間の多い方から1月としての極値順位第1位を更新した。  徳島市の月平均気温と月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年よりかなり多かった。 2月(降水量が多い、日照時間が少ない) 低気圧や寒気の影響で、雪や雨の降る日が多く、中旬には気温が平年を下回る日が多かった。14日は四国の南海上を低気圧が東進した影響で、徳島では4センチの積雪を観測した。また、26日から27日にかけては低気圧が四国付近を通過した影響で大雨となり、徳島では日最大10分間降水量と日最大1時間降水量を2月としての極値順位第2位をそれぞれ更新した。 徳島市の月平均気温は平年並で、月降水量は平年より多かった。また、月間日照時間は平年より少なかった。 3月(日照時間が多い) 上旬は冬型の気圧配置や低気圧が四国の南海上を東進した影響で、雨や雪の降る日が多かったが、中旬からは高気圧に覆われて晴れる日が多かった。特に、13日は前線を伴った低気圧が四国を東進した影響により各地で大雨となり、京上では日降水量が3月としての極値順位第1位を更新した。また、18日には日本海の低気圧に向かって南よりの強い風が吹き、各地で気温が高くなったため、高松地方気象台から春一番の発表があった。 徳島市の月平均気温と月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年より多かった。 4月(気温が低い、降水量が多い) 高気圧に覆われて晴れる日が多かったが、低気圧や気圧の谷の影響で曇りや雨の降る日もあった。特に29日は四国の南岸を前線が東進した影響で、南部を中心に大雨となった。 徳島市の月平均気温は平年より低く、月降水量は平年より多かった。また、月間日照時間は平年並であった。 5月(降水量が少ない、日照時間がかなり多い) 気圧の谷や前線の影響で、曇りや雨の降る日もあったが、高気圧に覆われて晴れる日が多かったため、池田、穴吹、徳島、蒲生田、木頭、日和佐、海陽の日照時間は多く、5月の月間日照時間は極値順位第1位をそれぞれ更新した。また、31日は高気圧に覆われ晴れて気温が高く、池田では日最高気温が5月としての極値順位第1位を更新した。 徳島市の月平均気温は平年並で、月降水量は平年より少なかった。また、月間日照時間は平年よりかなり多かった。 6月(梅雨入り 6月2日ごろ) 高気圧に覆われて晴れる日もあったが、期間の前半は低気圧や気圧の谷の影響で、後半は梅雨前線や低気圧の影響で曇りや雨の降る日が多かった。特に、4日から6日にかけては低気圧や前線の影響で南部を中心に大雨となった。また、21日から22日にかけては、梅雨前線上を進む低気圧の影響により各地で大雨となった。 徳島市の月平均気温と月降水量、月間日照時間は平年並であった。
7月(降水量が少ない 梅雨明け 7月20日ごろ) 上旬から中旬にかけては梅雨前線や気圧の谷の影響で、曇りや雨の降る日が多かった。3日は梅雨前線の影響で、9日から10日は台風第8号の影響で大雨となった。下旬は太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多くなった。 徳島市の月平均気温と月間日照時間は平年並であった。また、月降水量は平年より少なかった。 8月(気温がかなり低い、降水量がかなり多い、日照時間がかなり少ない) 上旬は台風第12号、第11号の影響で大雨や暴風となる大荒れの天気となった。特に、2日は蒲生田で日降水量が通年としての極値順位第1位を更新した。また、10日は木頭で日最大風速が通年としての極値順位第1位を更新した。中旬から下旬にかけても気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の降る日が多く、徳島、京上、蒲生田で月降水量の多い方から通年としての極値順位第1位をそれぞれ更新した。 徳島市の月平均気温は平年よりかなり低く、月降水量は平年よりかなり多かった。また、月間日照時間は平年よりかなり少なかった。 なお、徳島県では、8月1日頃から、日照時間が少なく、降水量の多い状態が続いたため「日照不足と長雨に関する徳島県気象情報第1号」を8月13日に発表して農作物の管理等について注意を呼びかけた。 9月(気温が低い、日照時間が多い) 中旬までは気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の降る日が多く、各地で気温が平年より低く経過した。このため、穴吹では月平均気温の低い方から9月としての極値順位第1位を更新した。下旬は高気圧に覆われて晴れる日が多かった。 徳島市の月平均気温は平年より低く、月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年より多かった。 10月(降水量がかなり多い) 5日から6日にかけては台風第18号の影響で、大荒れの天気となった。また、13日は台風第19号の影響で、荒れた天気となった。月の後半は高気圧に覆われて晴れる日が多かった。6日は蒲生田で、13日には池田と穴吹でそれぞれ日最大風速が10月としての極値順位第1位を更新した。また、13日には京上で日最大1時間降水量が10月としての極値順位第1位を更新した。 徳島市の月平均気温は平年並で、月降水量はかなり多かった。また、月間日照時間は平年並であった。 11月(気温が高い、日照時間が少ない) 前半は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の降る日が多かったが、後半は高気圧と気圧の谷が交互に通過し、数日の周期で天気が変わった。 徳島市の月平均気温は平年より高く、月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年より少なかった。 12月(気温がかなり低い、降水量がかなり多い) 冬型の気圧配置となり寒気の影響で、雨や雪の降る日が多かった。特に5日から6日にかけてと、17日から18日にかけては、上空に強い寒気が流れ込み、県西部を中心に大雪となった。また、20日は低気圧や前線の影響で、各地でまとまった雨が降り、徳島では大雨となった。 徳島では13日に初霜(平年12月10日)、16日に初雪(平年12月21日)、17日に初氷(平年12月15日)をそれぞれ観測した。 徳島市の月平均気温は平年よりかなり低く、月降水量は平年よりかなり多かった。また、月間日照時間は平年並であった。
資料 徳島地方気象台「徳島県の気象年報」