平成28年徳島県統計書_01.土地・気象.xlsx
|
|
|
10 気象概況(平成28年) |
|
<html><b>【2016年の特徴】</b>
2016年は、2014年夏から続いたエルニーニョ現象が春には収束したが、地球規模で高温となった影響が残り、徳島県でも年間を通じて高温傾向が続いた。このため徳島の年平均気温は17.6℃となり、1892年の統計開始以来、第2位の高温となった。冬や秋は、低気圧と台風や前線の影響を受けやすく、降水量が多くなる時期があった。また、秋は記録的な寡照となった。
徳島の年平均気温は平年よりかなり高く、年降水量は平年より多かった。また、年間日照時間は平年並であった。
なお、台風の四国地方への接近数は3個で、四国地方へ上陸した台風はなかった。
<b>冬の特徴(2015年12月~2016年2月)</b>
後半に寒気の影響を受けた時期もあったが、冬型の気圧配置は長続きしなかったため6年ぶりの暖冬となった。また、低気圧や前線の影響を受けやすく、たびたびまとまった雨が降ったため、降水量は記録的に多かった。1月下旬には強い寒気の影響で、徳島市などの平地でも積雪となる日があった。
<b>春の特徴(3月~5月)</b>
日本付近を高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わることが多かった。日本の南と東で高気圧が強く、南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、春の平均気温はかなり高かった。また、3月と5月に移動性高気圧に覆われて晴れる日が多かったことから、春の日照時間は多かった。
<b>夏の特徴(6月~8月)</b>
四国地方の梅雨入りは6月4日ごろ、梅雨明けは7月18日ごろで、ともにほぼ平年並であった。梅雨の期間は梅雨前線や低気圧の影響で曇りや雨の日が多く、前線の活動が活発となって大雨となる日もあった。その後は、日本付近は高気圧に覆われやすかった。暖かい空気に覆われ夏の平均気温は高く、日照時間はかなり多かった。
<b>秋の特徴(9月~11月)</b>
寒気の影響が弱く、南から暖かい空気が流れ込んだため、秋の平均気温は高かった。また、低気圧と台風や前線の影響を受ける日が多かったため、秋の降水量は多く、日照時間はかなり少なかった。
9月には台風第12号、第13号、第16号、10月には第18号の影響で、大雨となる日があった。
</html> |
|
【2016年 各月の特徴】 |
|
<html><b>《1月》</b>
月を通して数日の周期で気圧の谷の影響を受けたが、前半は冬型の気圧配置が弱く、日本付近への寒気の流れ込みが弱かった。一方、後半は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込む時期があった。徳島では2日に初霜、19日に初雪、初氷及び積雪を観測した。また、24日から25日にかけては、西日本の上空約1500mに氷点下12℃以下の強い寒気が流れ込んだ影響で県西部を中心に大雪となった。最深積雪は三好市西祖谷で25日に47センチ、徳島で24日に2センチを観測した。
徳島の月平均気温は平年より高く、月降水量は平年より多かった。また、月間日照時間は平年並であった。
</html> |
|
<html><b>《2月》</b>
高気圧と気圧の谷が交互に通過し、天気は数日の周期で変化した。13日は低気圧に向かう暖かい南よりの風が強まり「春一番」が吹いた。低気圧が通り過ぎた後は、一転して強い冬型の気圧配置となって急に気温が下がり、みぞれや雪が降るなど、寒暖の差が大きくなった。また、13日と20日は気圧の谷や前線を伴った低気圧の影響で南部を中心に大雨となった。
徳島の月平均気温は平年より高く、月降水量は平年より多かった。また、月間日照時間は平年並であった。
</html> |
|
<html><b>《3月》</b>
月を通して高気圧に覆われて晴れる日が多かったが、周期的に低気圧や気圧の谷の影響で、曇りや雨の降る日があった。日本海の低気圧に向かって流れ込む暖かい南風や、太平洋側からの暖かい空気に覆われて平年より気温が高い日が多かったが、大陸からの寒気の影響で平年より低い時期があったため、気温の変動が大きかった。
徳島の月平均気温は平年より高く、月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年より多かった。
</html> |
|
<html><b>《4月》</b>
月を通して低気圧は日本海や本州南岸を通過するものが多かったことや、日本の南海上で高気圧が強く、低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだことから、県内全域で月平均気温が高く、月間日照時間は少なかった。特に、17日は日本海を発達しながら東北東に進む低気圧に向かって南よりの暖かい風が強く吹き込んだ影響で、各地で気温が上がり、徳島では日最高気温30.1度を観測し、4月としては1892年の観測開始以来初めて、日最高気温が30度を超える真夏日となった。
徳島の月平均気温は平年よりかなり高く、月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年より少なかった。
</html> |
|
<html><b>《5月》</b>
天気は数日の周期で変わったが、中旬から下旬のはじめは高気圧に覆われ晴れる日が多かった。3日は発達した低気圧や寒冷前線の影響で荒れた天気となった。また、16日や29日は寒冷前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、大雨のところがあった。
月を通して日本の南海上で高気圧の勢力が強く、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすかったため、気温が高くなった。
徳島の月平均気温は平年よりかなり高く、月降水量及び月間日照時間はともに平年より多かった。
</html> |
|
<html><b>《6月》(梅雨入り 6月4日ごろ)</b>
前半は梅雨前線が沖縄から本州南岸の間に、後半は西日本付近に停滞した。このため、月を通して曇りや雨の降る日が多かった。特に、12日は四国の南岸を東へ進んだ低気圧の影響により、南部では大雨となった。
徳島の月平均気温は平年並で、月降水量は平年より多かった。また、月間日照時間は平年より少なかった。
</html> |
|
<html><b>《7月》(梅雨明け 7月18日ごろ) </b>
上旬の中頃までは高気圧に覆われて概ね晴れたが、その後、中旬の中頃にかけて湿った空気や梅雨前線の影響で曇りや雨の降る日が多くなり、県南部を中心に大雨となった日があった。中旬の終わりからは高気圧に覆われて晴れる日が多くなった。
徳島の月平均気温は平年より高く、月降水量は平年より少なかった。また、月間日照時間は平年より多かった。
</html> |
|
<html><b>《8月》</b>
高気圧に覆われて晴れる日が多かったが、強い日射や湿った空気等の影響により大気の状態が不安定となり、局地的に雨や雷雨となる日もあった。特に、29日は上空の寒気の影響で大雨となったところがあった。
月を通して暖かい空気に覆われたため、県内のすべての観測地点で月平均気温が平年を上まわった。このうち4か所の観測地点で、8月の月間日照時間の多い方から1位を記録した。
徳島の月平均気温は平年よりかなり高く、月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年よりかなり多かった。
なお、8月8日に「少雨に関する徳島県気象情報 第1号」を、8月19日に「少雨と長期間の高温に関する徳島県気象情報 第2号」を発表した。
</html> |
|
<html><b>《9月》</b>
前線が西日本付近に停滞することが多く、台風の影響もあり、曇りや雨の降る日が多くなった。このため、県内5か所の観測地点で、9月の月間日照時間の少ない方から1位を記録した。特に、20日は台風第16号の影響で大雨や荒れた天気となった。
徳島の月平均気温は平年より高く、月降水量は平年よりかなり多かった。また、月間日照時間は平年よりかなり少なかった。
なお、9月27日に「日照不足に関する徳島県気象情報 第1号」を発表した。
</html> |
|
<html><b>《10月》</b>
日本の南海上で太平洋高気圧の勢力が強く、暖かく湿った空気が流れ込みやすかったため、曇りや雨の降る日が多くなり、特に、17日は南部で大雨となった。
穴吹と京上で10月の月平均気温の高い方から1位を記録したほか、すべての観測地点で月平均気温が平年よりかなり高かった。また、穴吹で10月の月間日照時間の少ない方から1位を記録したほか、すべての観測地点で月間日照時間が平年より少なかった。
徳島の月平均気温は平年よりかなり高く、月降水量は平年並であった。また、月間日照時間は平年よりかなり少なかった。
</html> |
|
<html><b>《11月》</b>
天気は数日の周期で変わり、寒暖の変動が大きかった。
徳島の月平均気温は平年より高く、月降水量及び月間日照時間はともに平年並であった。
</html> |
|
<html><b>《12月》</b>
気圧の谷と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わった。気圧の谷の通過後は冬型の気圧配置になったが長続きせず、寒気の影響を受けにくかった。
22日は低気圧が発達しながら日本海を進み、低気圧からのびる寒冷前線が通過したため荒れた天気となった。
徳島では16日に初雪、19日に初霜、31日に初氷を観測した。
徳島の月平均気温は平年よりかなり高く、月降水量は平年より多かった。また、月間日照時間は平年より少なかった。
</html> |
|
|
|
資料 徳島地方気象台「徳島県の年報」 |